レーザートラッカー(FARO製)による大型構造物の現地での出張検査を承っております。
製缶構造物などの穴のXYZ座標、サーフェス形状、溶接による影響など
機械加工後の組立精度、重要部のサーフェス形状など
中古品、使用中の機械精度のデータ提供が可能です。削らなくても精度を確認することが可能です。もちろん大型ワーク加工時のの機上計測も。
【適用事例】
・容量が大きすぎて門型三次元計測機に乗らないケース
・構造が複雑なため自由度の高い計測方法が必要なケース
【適用事例】
・パーツ毎であれば門型三次元計測機で測れても組立時にはオーバーサイズであり、その組立精度を知りたいケース
【適用事例】
・中古工作機械の精度を購入前に計測したいケース。または販売前に計測データ提供し顧客満足度向上させたいケース。
・大型ワークの加工時、手マイクロとダブルチェックで精度保証したいケース。
※その他、多数の測定事例はメーカーサイトに掲載されておりますので、そちらからご確認ください。 ⇒ FAROジャパンのサイトはこちら
「レーザートラッカーは測定対象物に接触させたターゲット(リフレクターなどが用いられる)にレーザ光を照射し、ターゲットから反射したレーザ光が発光源に戻ることで、ターゲットの三次元位置を決定する光学式測定機です。レーザの発光源はターゲットからの反射光を追いながら発光部・受光部が動くことから、「トラッカー」(追従するもの)という名前がついています。読み取られた三次元座標は一般的に演算ソフトに転送され、寸法値・角度・幾何公差などが算出されます。」
「レーザートラッカーは一般的なCMMと比較し、大きな測定対象物を測定することができるのが特徴です。一般的な門型やアーム型のCMMが大きくても数mの測定範囲なのに対し、レーザートラッカーは10mを超える測定範囲を持つのが一般的です。また、基準を測定しながら本体を移動させることによって、遮光する物体がある場合や、より大きな測定をした場合でも測定が可能です。
測定される場面は飛行機のような大きな測定対象物や大型設備の部品、大型の加工設備で加工された切削品など、巨大な対象物を測定したい場面で活躍します。」
(以上、キーエンス:測定ナビより)
レーザートラッカーの測定原理は、三角測距法などによる発光部からリフレクタまでの距離情報と、エンコーダーなどを用いて測定されるレーザの発光角度情報の組み合わせにより、リフレクター(球形状)の中心座標を求める原理が一般的です。角度方向は水平方向及び垂直方向の2方向を測定します。カメラ本体はレーザ光に対して追従し、水平方向及び垂直方向に回転することで常にレーザ光が受光部に当たるように動作します。リフレクタの構造は中が鏡面になっており、どの角度でレーザ光を受けても、常に中心から光を反射する仕組みになっています。リフレクタ自体が新球の形をしており、常に中心からレーザ光を反射することで、リフレクタ自身の球中心座標が求められるようになっています。
レーザートラッカーの利点は大きな対象物を高精度に三次元測定できる点にあります。門型やアーム型の三次元測定機では測定範囲に限界があり、ノギスなどのハンドツールや巻き尺を使う場合には正確な測定が難しく、三次元的な測定をすることが困難です。また、製品の3DCADソフトを読み込ませ、実際の部品との差分を測定できることもレーザートラッカーの利点と言えます。
(以上、キーエンス:測定ナビより)