NC旋盤加工において大口径薄肉リング状の被加工物(以下、ワーク)を加工する際にはチャック圧によるワークの変形が問題となります。
弊社では大口径薄肉リングについて加工改善活動に取り組んでいます。
具体的には、以下の手順で行います。
①加工前
CAE解析結果に基づき、改善の目安を決定します。
②加工
目安に基づき加工をします。
③加工後
加工形状の計測をします。この際、幾何形状(特に真円度)に注意します。
④得られたデータを蓄積し、品質向上に努めます。
以下にφ600の大口径薄肉リングの改善例を示します。
同様のお困りごとがございましたら、お声掛けください。